モンテカルロ法徹底解説-超強力なベッティング戦略!


モンテカルロ法のコンセプトは、ベッティングにおける収支をとことんプラスに持っていくこと。果たして、本当に使えるのか?!そんな疑問が解決するよう、この記事で網羅してまとめました!

モンテカルロ法が使えるゲームは何?

モンテカルロ法は、「25%」と「3倍」がキーワード。モンテカルロ法を使えるゲームかどうか判断するには、この数字を覚えておいてください。

「25%」と言うのは、モンテカルロ法が有効に働く的中確率の下限です。つまり、25%以上の的中確率があるベット方法であることが必要です。

「3倍」と言うのは、配当のこと。的中した際の払い出しが、ベット額の3倍となるベッティングに非常に有効に機能します。

この条件に当てはまる際たる例が、ルーレットゲームです。ルーレットゲームでは、ダズンベット(0~12の12個のナンバーへのベット)やカラムベット(ルーレットのベッティングエリアの3列のナンバーのうち1列の12個のナンバーへのベット)の的中確率が約1/3、払い出しは3倍となっていますね。モンテカルロ法が最も有効に機能するのは、このベッティングになります。

モンテカルロ法、どんな人に向いてる?

モンテカルロ法は、どんなプレイヤーにも使えるベッティング方法です。

ただし、以下の場合は注意が必要です。

  • 資金が極端に少額の場合
  • 短期間で結果を出したい人
  • 面倒くさがりな人

それぞれ、理由を説明しておきましょう。

資金が極端に少額の場合

オンラインカジノでのベッティングでは、ゲームラウンドの勝敗確率は理論上決まっているとはいえ、膨大な数のゲームを繰り返す中でどうしても勝敗の分布がぶれます。的中確率が3分の1だったとしても、6連敗、7連敗、8連敗…と不的中が重なることもあるでしょう。

連続不的中により累積したマイナスを取り返すためにはそれなりにベットを上げていく必要があります。モンテカルロ法も例外ではありません。

不的中が連続した場合、一時的に累積損失が大きくなり、それを取り返すためのベット額も上がっていきます。しかしこれはどのベッティング戦略でもある程度許容せざるを得ません。資金が少額な場合、ベット額は資金の1000分の1まで、それ以上は損切を決断する、などのルールが必要です。

短期間で結果を出したい人

モンテカルロ法では、的中が続く局面では残高はどんどん増えていきますが、不的中が続く局面では損失を取り返すのにそれなりにゲームラウンド数が必要になります。1発で大きく当てるという手法ではありません。

面倒くさがりな人

モンテカルロ法は、ゲーム進行を頭の中で記憶するか、ペンでゲーム結果に基づく次の手を紙に書きだしながら実践していくと初心者にも扱いやすい戦略です。ベッティング戦略を深く研究したい人であれば面倒くさがりということはないかもしれませんが、紙とペンなんか使えない、と言う場合は使いこなせないかもしれません。

モンテカルロ法のメリット・デメリット

モンテカルロ法のメリット

モンテカルロ法のメリットは、10回近く連続で不的中とさえならなければ、この後説明する「1セット」のうちに累積した損失がほぼ解消されるという点です。

運気がそれほど感じられなければ、撤退時期の判断として非常に優れています。このように、どちらかと言えば「利益を伸ばす方法」と言うよりは、「損失を確実に小さく抑える」ことができる手法と言えます。

モンテカルロ法のデメリット

一方、連続不的中となる場合、その回数が10回程度になってくると、「1セット」のうちに損失すべてが解消されない局面が出てくる可能性があります。いくら的中確率が3分の1であったとしても、連続不的中となる可能性はゼロではありません。

不的中が10回程度続く場合は「損切」をすべきタイミングとも言えます。しかしこの損切幅も、他のベッティング戦略に比べ小さく抑えられているのがモンテカルロ法と言えます。

また、いくら運気が味方していて連続で的中が続いても、利益が出るたびに「1セット」が終了となり新たにやり直すことがこの戦略のルールであるため、利益が大きく伸びるチャンスは他の戦略に比べるとそこまで大きくはありません。

ビギナーであればあるほど、戦略を使いこなせるようになるまでは「大きく当てる」ことよりも、「資金を失わない」ことに注目すべきであり、その点でモンテカルロはビギナーにも比較的低リスクで取り組める戦略と言えます。

モンテカルロ法の実践、その仕組み

モンテカルロ法のメリット・デメリットを押さえたうえで、ここからは実践に入っていきます。

キーナンバー「123」

モンテカルロ法を実践するに当たり、カギとなる数字が「123」。モンテカルロ法の「1セット」は、123から始まります。実践方法をステップにまとめると、

  • 1
    モンテカルロ数列である123の左端の1と右端の合計、4単位でベットラウンド開始
  • 2
    不的中の場合、123に次の数字を足していく
  • 3
    左端と右端の数字の合計を次ラウンドにベットする
  • 4
    的中した場合、左端の数字2つと右端の数字2つを消し、残った数字でステップ3を繰り返す。数列が消えたら「1セット」終了。ステップ1~繰り返す

となります。

言葉の説明では難しいので、実際にそれぞれのステップでどのように対応するかを説明します。

ステップ1

123の数列が現れるのは最初だけ。ゲームの的中・不的中によりこの数列は変化していきます。覚えておくべきは、常に左端の数と右端の数の合計を次ラウンドにベットする、と言う点。つまり「1セット目」は、常に1+3=4、4単位でベットしていきます。1単位1ドルであれば4ドル、1単位10円であれば40円となります。残高の1,000~10,000分の1程度から始めるといいでしょう。

ステップ2

不的中の場合、左端と右端の数字の合計を付け加えます。1セット目1ラウンド目のベットが不的中だった場合、1+3=4、つまり4を右端に付け加え、数列は1234となります。

ステップ3

この次のラウンド(2ラウンド目)では、1234の左端の1と右端の4の合計、5単位をベットします。

同様に、2ラウンド目の結果が不的中であれば、3ラウンド目の数列は12345となり、3ラウンド目のベットは1+5=6となります。

ステップ4

ベットが的中した場合、数列の左端2つ、右端2つの数字を消します。

例えば、5回連続で不的中となり、数列が12345678となり、このラウンドで的中したとすると、左端の12、右端の78を消します。

残った数列が次ラウンドの数列、この場合では3456となります。次ラウンドでは、この数列の左端と右端の数字の合計、つまり3+6=9がベット単位となります。

では、数列が1234の時点で的中した場合はどうなるのでしょうか?この場合、左端の2つの数字12、右端の2つの数字34を消すと数字は残りませんね。この「数字がなくなった」時点が、モンテカルロ法の「1セット」完了のタイミングです。この後、ステップ1に戻って繰り返しています。

モンテカルロ法シミュレーション

ここまで、言葉ばかりで説明してしまいましたが、わかりやすくシミュレーションしてみましょう。ラウンドの進行と勝敗(的中・不的中)の展開と数列の変化、そして数列ごとのベット額(数列の左端と右端の和)、ラウンドごとの払い出し、総残高の変化が見てとれます。

※下記表中モンテカルロ数列の( )表記は、2桁であることを意味しています。

モンテカルロ法シミュレーション1

シミュレーション1つ目は、約30%の的中率の場合です。

モンテカルロ法シミュレーション1

ラウンド モンテカルロ数列 ベット 勝敗 賞金倍率 払い出し ベット結果 総収支
1
123
4
×
3
-4
-4
2
1234
5
×
3
-5
-9
3
12345
6
3
18
12
3
4
123
4
×
3
-4
-1
5
123456
7
×
3
-7
-8
6
1234567
8
×
3
-8
-16
7
12345678
9
3
27
18
2
8
3456
9
×
3
-9
-7
9
34569
12
×
3
-12
-19
10
34569(10)
13
3
39
26
7
11
56
11
×
3
-11
-4
12
56(11)
16
×
3
-16
-20
13
56(11)(16)
21
×
3
-21
-41
14
56(11)(16)(21)
26
×
3
-26
-67
15
56(11)(16)(21)(26)
31
3
93
62
-5
16
(11)(16)
27
×
3
-27
-32
17
(11)(16)(27)
38
×
3
-38
-70
18
(11)(16)(27)(38)
49
×
3
-49
-119
19
(11)(16)(27)(38)(49)
60
3
180
120
1
20
123
4
×
3
-4
-3
21
1234
5
3
15
10
7
22
123
4
×
3
-4
3
23
1234
5
×
3
-5
-2
24
12345
6
×
3
-6
-8
25
123456
7
×
33
-7
15

このケースでは、1ラウンド目~19ラウンド目までが1セットとなっています。

この1セットが終わった時点で、残高がプラス転換していますね。モンテカルロ法では、マイナス残高の変動が大きくなります。この例のラウンド16~19のように、一気にマイナス幅が広がり、そして一気に解消しています。ベット額も27~60と大きくなっています。

モンテカルロ法シミュレーション2

次のシミュレーションを見てみましょう。25ラウンド終了時にプラス転換しており、調子がよさそうに見えますが、18ラウンドあたりでは総収支-99となっており、かなり精神的に堪える場面が見られます。

モンテカルロ法シミュレーション2

ラウンド モンテカルロ数列 ベット 勝敗 賞金倍率 払い出し ベット結果 総収支
1
123
4
×
3
-4
-4
2
1234
5
×
3
-5
-9
3
12345
6
×
3
-6
-15
4
123456
7
×
3
-7
-22
5
1234567
8
×
3
-8
-30
6
12345678
9
×
3
-9
-39
7
123456789
10
×
3
-10
-49
8
123456789(10)
11
×
3
-11
-60
9
123456789(10)(11)
12
×
3
-12
-72
10
123456789(10)(11)(12)
13
3
39
39
-46
11
3456789(10)
13
3
39
39
-20
12
5678
13
×
3
-13
-33
13
5678(13)
18
×
3
-18
-51
14
5678(13)(18)
23
×
3
-23
-74
15
5678(13)(18)(23)
28
3
84
84
-18
16
78(13)
20
×
3
-20
-38
17
78(13)(20)
27
×
3
-27
-65
18
78(13)(20)(27)
34
×
3
-34
-99
19
78(13)(20)(27)(34)
41
3
123
123
-17
19
78(13)(20)(27)(34)
41
3
123
123
-50
19
78(13)(20)(27)(34)
41
3
123
123
42
19
78(13)(20)(27)(34)
41
3
123
123
50
19
78(13)(20)(27)(34)
41
3
123
123
45
20
(13)(20)
33
×
3
-33
39
21
(13)(20)(33)
46
3
138
138
32

最終的にはこの19ラウンド目付近の苦しみは報われることになりますが、連敗がかさむとベット額が増えていくため、資金管理に注意が必要です。

モンテカルロ法はなぜ効く?

冒頭でお伝えした25%以上の的中確率、賞金倍率が3、そしてモンテカルロ数列の123がモンテカルロ法の威力の秘密。

端的に言えば、よほどの不運が重なった連続不的中が起こらない限り、25%以上の確率で当選すればモンテカルロ法の数列のとおり徐々にベットを上げていけば、少ない的中回数で損失を回復できる(プラスになる)、ということになります。

資金を減らさないということは、ギャンブル戦略において非常に重要です。元手を失ってしまった時点で、ゲームオーバーとなってしまいます。大きく当てることを狙うより、いかにして損失を減らしながら小さな利益を確保していけるかが重要なのです。

モンテカルロ法活用のコツ

モンテカルロ法は、10回以上の連続不的中が発生しなければ、「1セット」終了時点でほぼ確実に利益が残ります。1セットを単位にゲームを進めていき、これにプラスアルファで連続的中が発生した時点で、「利確」してしまってよいでしょう。

シミュレーションを眺めるとわかりますが、収支のマイナスの拡大と回復は早いものの、収支のプラスが伸びるスピードは遅くなっています。5~6回以上の連続不的中でエネルギーを貯め、その後に続く2~4回の連続的中で収支を爆発的に伸ばす力を持った戦略です。

ただしこのように思い通りに連続して的中・不的中が発生するとは限らないため、あまり利益を追わないようにしましょう。無料ゲームで戦略を試し、どのような場面で最も効果が出るか、自分なりのパターンをくみ上げてみてください。

モンテカルロ法 よくある質問

モンテカルロ法は必勝戦略?

ゲームにはハウスエッジがある以上、勝率は100%を超えることはありませんが、モンテカルロ法では大きく資金を失うリスクを押さえつつ、利益上振れのタイミングを狙えます。

モンテカルロ法は紙とペンがなければできない?

数列を頭の中で再現できれば、紙とペンがなくても実行できます。

モンテカルロ法を一言で言うと?

利益を伸ばすタイプの戦略ではなく、マイナス収支を押さえながらプレイできるチャンスのある戦略です。